平成3年生まれとして
俺は自分の世代を板挟み世代だって思ってる。
スマホやyoutube、Twitterの普及で世の中の色んな価値観とか当たり前が変わって行くのをリアルタイムで感じながらその中で思春期を迎えたから。
スマホどころかインターネットもそんなに普及してない時代も何となく経験してるし、普及し始めた時代(今ね)も経験してるし、これから先の未来だって否が応でも経験する世代。
昔はライブの告知って言ったら当時全盛期だった魔法のあいらんどで作られたバンドのBBSに自分たちのイベントの告知をして回ったり、mixiの色んなコミュニティにイベントの告知をして回ったり、(今でもまだ根強く残ってるけど)フライヤーを直接ライブハウスに行ってお客さんに手渡しして集客してた。
それがスマホが普及して、Twitterやyoutubeが一般的になってから告知の仕方が何となく変わって、バンドのアカウントを作って、レーベルに入ってなくても自分達でお金を出してMVを作ってyoutubeに公開して自分達の宣伝をして集客をするようになった。
それは凄くいいことだし、Azamiも行ったことの無い場所や国の人が自分達を知ってくれて好きって言ってくれるのが凄く嬉しく感じてたし今も感じてる。
でもどんどん普及するにつれて新しかったものが当たり前に変わっていくのも目の当たりにしてて、今となっては「バンド活動=TwitterとMV」でなんならMVが無いと活動しづらいみたいな傾向に変わりつつあると思う。
気になるイベントがあった時に好きなバンドが出てるけど他のバンドが知らないバンドだったら取り敢えずyoutubeでMV見て、気に入ったらそのイベントに遊びに行くって人もいるんじゃないかな?
自分より下の世代はそれがもう基本って感じな気がする。
事前に予習して、実際のライブでその曲を聞く。
それはバンドに限らずグルメとかもそうだし。
誰かのブログで、「消費者が"体験"の中に求めてるのは"未知なる体験"ではなく"事前に調べた情報を体験"することだ」って書いてあったけど本当にそうだと思う。
だからこそ1つの提案として俺が言いたい事があって、
たまには未知なる体験をしても良いんじゃないかな?って事。
別にそれを強要してるわけじゃないし、そっちの方が正しいとも思わない。
でも選択肢の中の1つとして未知なる体験を選択するのも面白いと思うんだよね。
「なんか聞いた事ないけどこのバンド最近名前見るなー。」とか、「今度行くライブに出るなー」って時に敢えて一切予習しないでいきなりライブを見る。
曲全く分からないけど、その瞬間瞬間に自分が感じた事に集中してライブを楽しむ。
別に言われなくてもそうしてるわ!!!って人沢山いるとは思うけど、未知の体験をあまり知らない世代もいると思うから、ライブって結構マニアックな楽しみ方もあるんだよーって伝えたかった。笑
勿論自分の元々好きなバンドに対してはそんなストイックな楽しみ方しないで普通に予習して普通に遊びに行って欲しいです。笑
でもまあ色んな情報が手に取りやすい時代だからこそ情報を頼りにするんじゃなくて、情報が無いことを頼りに体験しに行くのも楽しいよきっと。
まだまだ俺たちは大したこと言えるようなバンドではないけど、もっともっとライブハウスシーンが盛り上がってくれたらなって思うし、自分達でも盛り上げていきたいって思ってる。
楽しい事をボタンと画面を通じてシェアするんじゃなくて、みんなの五感を通じてシェアしていきたい。
古き良き楽しみ方と、インターネット上の楽しみ方両方をリアルタイムで思春期に経験してるのが俺たち板挟み世代だって思ってるからこんなブログ書いてみたけど、気付けば老害の一歩手前なのかもしれないと思いちょっと凹んだふえんでした。
後板挟み世代ってネーミングすげー適当につけたけど我ながらネーミングセンスなさすぎた。
ちゃんちゃん。